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山の本棚9

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山の本棚【9】ウェストン『日本アルプスと登山と探検』と2冊の紀行

2020/6/22  

  2020年の夏山は新型コロナウィルス蔓延にやきもきする世情ですが、1世紀前の日本アルプスを歩いた古典を手にすると、探検・冒険の気風をかき立てられます。   ウエストンの健脚、あ ...

山の本棚8

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山の本棚【8】三浦綾子『泥流地帯』から、『石狩川』『静かな大地』ー北海道開拓群像と山々ー

2020/5/25  

  十勝岳の白い絶景 北海道札幌市で仕事をしていたとき(1970年代後半)、帯広市に帰省する友人に同伴し、初冬の十勝平野を訪ねました。 国鉄広尾線(当時)の愛国駅、幸福駅がテレビドラマの影響 ...

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山の本棚【7】吉村昭『熊嵐』と『高熱隧道』など ―荒ぶる野性と自然と人間―

2020/5/18  

    今西錦司さんの雄阿寒岳登山とヒグマ 北海道釧路市で暮らしたとき(1980年代後半)、知人から「雄阿寒岳に一緒に登りませんか。今西錦司さんが登るのに一緒することになったので」 ...

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山の本棚【6】北杜夫の山岳作品と安曇野の青春②

2020/2/27  

    旧制松本高校の縁が生んだヒマラヤ遠征 北杜夫が登山を真正面から小説にしたのは、『白きたおやかな峰』(1980・新潮文庫)。医師として加わった1965年のヒマラヤの未登峰ディ ...

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山の本棚【5】北杜夫と槍・穂高、そして安曇野①

2020/2/19  

    戦争をはさみ、珍妙・内省の青春 上高地は岳人を集め、旅人には避暑の憩いをもたらす高地です。 上高地を足早に駆け下る梓川の冷涼な流れの奥には岩の穂高連山の大屏風を仰ぎ、梓川を ...

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【山の本棚4】新田次郎の世界③足尾へ、水俣へ

2019/11/11  

      今少し、新田次郎に水先案内を頼みます 『ある町の高い煙突』(文春文庫・1978)は、鉱山の銅精錬による有害物質排出による環境破壊(農業や健康、地域社会)に立ち ...

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【山の本棚3】新田次郎の世界②

2019/5/28  

    映画でもヒット~『八甲田山死の彷徨』 映画でもヒットした『八甲田山死の彷徨』(新潮文庫)は、明治期の軍隊の雪中行軍訓練の大遭難を描きます。 軍隊の精神主義の不条理に命を翻弄 ...

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【山の本棚2】新田次郎の世界①

2019/5/12  

    兄弟小説 『孤高の人』に勢いを得たかのように、新田次郎は続いて現役の登山家・芳野満彦(1931-2012)モデルに、『栄光の岩壁』(新潮文庫上・下)を書きあげます。 若い日 ...

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【山の本棚1】井上靖『氷壁』から新田次郎『孤高の人』へ

2019/5/3  

  関心のままに手元に置いてきた山の本を並べると、本棚の一区画を占めるようになってきました。 本の背表紙を見やるだけで、まだ見ぬ山旅へと誘い、過ごした山旅を回想させてくれます。 ここでは、「 ...

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