山の本棚
関心のままに手元に置いてきた山の本を並べると、本棚の一区画を占めるようになってきました。
本の背表紙を見やるだけで、まだ見ぬ山旅へと誘い、過ごした山旅を回想させてくれます。
ここでは、「山の本棚」のタイトルをつけ、そうした本を抜き出してみます。
3,000メートルの峰々を歩きつないで、二つの海へ
関心のままに手元に置いてきた山の本を並べると、本棚の一区画を占めるようになってきました。
本の背表紙を見やるだけで、まだ見ぬ山旅へと誘い、過ごした山旅を回想させてくれます。
ここでは、「山の本棚」のタイトルをつけ、そうした本を抜き出してみます。
2020年9月の中央アルプス空木岳(2864m)は、わたしには百名山40座目のピークでした。『日本百名山』の完登を目指す愛好家は、ひきもきらないようです。 200名山、300名山、「花の ...
2020年9月の中央アルプス空木岳(2864m)は、わたしには百名山40座目のピークでした。『日本百名山』の完登を目指す愛好家は、ひきもきらないようです。 空木岳の印象 初めての空木岳( ...
2020年の夏山は新型コロナウィルス蔓延にやきもきする世情ですが、1世紀前の日本アルプスを歩いた古典を手にすると、探検・冒険の気風をかき立てられます。 ウエス ...
十勝岳の白い絶景 北海道札幌市で仕事をしていたとき(1970年代後半)、帯広市に帰省する友人に同伴し、初冬の十勝平野を訪ねました。 国鉄広尾線(当時)の愛国駅 ...
今西錦司さんの雄阿寒岳登山とヒグマ 北海道釧路市で暮らしたとき(1980年代後半)、知人から「雄阿寒岳に一緒に登りませんか。今西錦司さんが登るのに一緒することになったので」 ...
旧制松本高校の縁が生んだヒマラヤ遠征 北杜夫が登山を真正面から小説にしたのは、『白きたおやかな峰』(1980・新潮文庫)。 白きたおやかな峰 (河出文庫) [ 北杜夫 ] ...
戦争をはさみ、珍妙・内省の青春 上高地は岳人を集め、旅人には避暑の憩いをもたらす高地です。 上高地を足早に駆け下る梓川の冷涼な流れの奥には岩の穂高連山の大屏風 ...
今少し、新田次郎に水先案内を頼みます 『ある町の高い煙突』(文春文庫・1978)は、鉱山の銅精錬による有害物質排出による環境破壊(農業や健康、地域社会)に立ち向かう市民の物 ...
2019/5/28 山に関係する本
映画でもヒット~『八甲田山死の彷徨』 映画でもヒットした『八甲田山死の彷徨』(新潮文庫)は、明治期の軍隊の雪中行軍訓練の大遭難を描きます。 八甲田山死の彷徨 (新潮文庫) ...
2019/5/12 山に関係する本
兄弟小説 『孤高の人』に勢いを得たかのように、新田次郎は続いて現役の登山家・芳野満彦(1931-2012)モデルに、『栄光の岩壁』(新潮文庫上・下)を書きあげます。 若い日 ...
© 2024 山と空と風と、海 Powered by AFFINGER5